青山OL期間が ~6月30日 になりました
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※龍は自分の空間を自由にいじれるが他人の属性をいじることはできない
※龍にも得て不得手がある。それは色毎に異なる。
黒はものを壊す
赤はものを想う
緑はものを作る
白はものを動かす
金はものを従える
青はものと関わらず自由である
※白閃龍
※慶黒龍(くろ)
※叡黒龍(先代)
※龍の名前に龍ってつけて呼ぶのは尊敬の念というか…龍は役職名みたいな
人間とは面倒だな、と声がする。幼い女の子供の声だ。口調にそぐわない高い声。
「コウちゃん?」
「名乗らねば分からんか?」
「いや、そうだね、分かる」
ふん、と鼻を鳴らす音が聞こえた。いつのまにか、幼い紅の巻き髪の子供が腕を組んで立っている。その場所が華紅龍の作った空間であることに遅れて気がつく。空が紅く、大地は黄金色だ。派手好きな華紅龍らしい、派手で暖かくて優しい空間である。風すらも暖かく優しく吹き、みどりの緑がかった金の髪に少々の悪戯をして過ぎていく。
「つい、なぜこんなことにと考えてしまうのだよ」
華紅龍が手を降ると幾何学的な模様が描かれた敷物と細かな柄の入った茶器と2人では食べきれないほどの茶菓子が現れた。ご丁寧に、黒のスーツに身を包んだ男2人も現れる。ひとりは華紅龍の足元に跪いてブーツを脱がせ、ひとりは茶の準備をしている。みどりは敷物にどかりと座った。顔をしかめて華紅龍がブーツを消してくれることを見越しての行動である。
「おまえは風情がない」
「人間は面倒くさいとか言ってなかった?」
「愚か者め。風情がなければ退屈だ。龍に文化はないし、今から作るのはどうしようもなき面倒だ。何より龍に正体はないのだから人間のカッコして人間のように振る舞って何が悪い。それから、」
「まだあるの、」
「これで最後だ。先に私が言ったのは人間と関わると面倒くさいと言ったのだ。誤るな」
靴を脱がせてもらった華紅龍が敷物の上にようやき座った。靴を脱がせていた方の黒スーツは手を拭いて茶菓子の取り分けを始める。茶の準備をしていた黒スーツは先に華紅龍に、次にみどりにティーカップをソーサーごと手渡した。おお忘れていた、とみどりが言うと華奢な細工を施された小さなテーブルが現れる。それから、色とりどりのクッションの山。みどりはクッションをひとつ尻の下に置き、華紅龍はたくさんのクッションに埋もれるように座った。
黒スーツに手渡された茶は甘い匂いがする。なにか、花びらのようなものも浮いている。
「ジャスミンだよ。わたしが育てた」
「育てるの?出すんじゃなくて?」
「ただ現出させるにも最高の味を知らねば再現することはできん」
「龍も大変だよねぇ」
「そのための長命さ」
(中略)
「僕が人間の形をしていることが答えなんじゃないかな?」
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