青山OL期間が ~6月30日 になりました
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いつものとは全然関係のない小咄
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運命を交換した勇者と負け犬
負け犬は勇者になって神様から刃を賜った
勇者は負け犬になって泥水を啜った
勇者は、それでも心は勇者だったので
泥水を啜り残飯を漁っても諦めなかった
それが何かも分からないままやがて来る日に備えた
負け犬は、それでも心は負け犬だったので
神様から賜った刃を屋敷の倉の奥底にしまった
それが何かも分からないままやがて来る日を恐れた
ある日、神様が隠れて天を暗闇が覆った
悪人がはびこる世界になった
勇者は刃毀れだらけの剣で悪人を斬った
負け犬は屋敷の壁を高くして家に篭った
やがて勇者は大きな竜に会う
竜の翼が神様を隠していることを知る
やがて負け犬は勇者を見つける
勇者が世界を救わんと願うことを知る
勇者は負け犬の屋敷に忍び込んで刃を奪って竜を斬った
しかし、勇者と神様に認められたものだけが使うことを許された刃は
竜を斬って神様を救った勇者を血の海に沈めた
負け犬はその一部始終を見ていた
負け犬は勇者の刃を与えられても負け犬のままだった
負け犬が勇者の刃を抜いていたのなら、勇者は死ななかったかも知れぬ
神様が去ぬこともなく、世界は混沌に包まれなかったやも知れぬ
負け犬は勇者の剣を倉の奥底へしまった
なぜなら彼は負け犬だったからだ
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